2012年10月17日
前回の出産話②
入院5日目、退院して実家へ。
右も左もわからない最初の育児は、母に側にいて欲しかった。
昔から慣れ親しんだ母の上手な料理と、何でも話せる心休まる相手。
でも今振り返って見ると、実家に居るメリットはこれだけで、後は結構、障害になっていた(汗)。
本来2Fにあった私の小さい部屋よりも、1Fの畳の間を使わせてもらったんだけど
障子張りだから朝日で眠れないし、近所の弁当屋に来る客や車の往来が激しくって五月蠅い。
テリーもそれによく反応して吠える。
イコール、シュー太が起きて泣く。その度に、あやす。
更に、いつもなら大好きな父なんだけど、何というか…、、生活習慣の違いだね。
普段から行動に物音立てるタイプで、周りに気遣えない。
というか、言わないと気づかない鈍感さ?
この時期ばかりは、初めての育児に育児書読みながら手探りで奮闘している私のストレスに。
各扉を閉める音も、遠慮しない大きな咳やクシャミも、ドスドス歩く音も。
朝6時から思いっきり開けるカーテンの音も、ドンっと食器を置く音も、酔って帰った時の歌声も。
「シュー太や私が寝てるのにホントうるさい!!」、、心ん中で叫ぶ。
いつの間にか父にはピリピリして、ケンカ腰で睨むようになっていた。
父も普段とは180℃違う私の態度に、内心、ビックリしてたみたい。
睡眠不足の中、1〜2時間ごとの授乳&世話。
吸わせる度に切れていく乳首。
赤ちゃんの吸引力って実は凄く強くて、切れた乳首を吸われるのはホント激痛。
グッと我慢しながら両乳合わせて20〜30分耐える。
縫った下の傷もまだまだ痛い。
入院中の疲労も回復しない中、生後7日目のお七夜は、心身共にキツくて笑顔も作れなかった。
退院後早々に、ミルクとの混合に、そして直母から搾乳機になった。
おっぱいの出が悪くならないよう、時々、シュー太に吸わせるのも続けながら。
でも次第に、搾乳機や乳頭保護器を使っても切れていくし、血豆ができる。
馬油や軟膏を乳首に塗ってラップをするものの、今度はラップでかぶれていく。
かぶれるからといって、ラップをしないでいると、
傷口を治そうと出てくる血小板や、自然と溢れる母乳が衣類にくっついて、はがす時が痛い。
助産師さんに、私の胸の皮膚はデリケートで弱い方だね、と言われた。
時に、乳腺炎を起こしかけた時は、胸がパンパンに赤く熱く腫れ、痛さで眠れなかった。
もっと授乳トラブルに関して、適切な方法や順番があったんだろうけど、
残念な事に、実家はネット環境が整ってなかったので調べることも出来ず、
4人生んだ母に聞いても、「私の時はこんな事なかったからねぇ、何でかねぇ、
あんたのおっぱいはホントに酷いね、見てて痛々しいさぁ…」と、答えは出ないまま。
自分の3度の飯や身の回りの事、シュー太をあやす事、育児世話以外は、
傷の手当て、搾乳にかける時間、ミルクを作る手間、哺乳瓶を消毒する手間で、
丸1日、上半身は裸族状態、おっぱいに関する事ばかり。
順調に母乳育児が出来ているママ達に比べたら、
色んな手間に時間取られてしまう分、横になれなかった。
添い乳が出来ない分、「赤ちゃんと一緒に寝てしまう」ことが出来なかった。
〜ん??
育児ってこんなに辛いのものだったの??
おっぱいって激痛こらえてあげるものだったの??
何がいけないの?何が間違ってるの?どうしたらいいの?
父との生活習慣の違いを含め、自分の体調や育児に関すること、義両親のこと、
色んなことが辛すぎて、パパに号泣しながら訴えた。
ストレスからか、出産から約3週間でほぼ母乳が止まり、大半をミルクに頼るようになった。
赤ちゃんの1ヶ月検診では、母乳育児推奨の病院だったので、
集まった20組くらいの母子が、あちらこちらで授乳の問診に「完母です。」と言っている中、
私は「ほぼミルクです」と言うのが、恥ずかしいというか、心苦しかったし、
途中、おっぱいをあげに行くママ達を見て、心底、羨ましかった。
シュー太も長引く待ち時間に、案の定「お腹すいた~!」とグズリ始めたけど、
私は「今はご免…」と言いながら、皆の前でミルクを作らなかった、…作れなかった。
でも後から考えたらバカみたいで、検診から帰宅した後、
いい加減、私もキレた。。。というか、疑問を感じた。
栄養面、免疫力、母親だけの特権、スキンシップ、経済的、etc…
確かに母乳神話とうたわれる程、母乳は素晴らしいと思うけど、
最終的な判断は自己満足の世界では?
シュー太のことは愛しているけど、、、
何も母乳ばかりにこだわる事だけが愛情ではない。
もっと他の事で愛情をかけることだって出来る。
私は一生懸命、頑張った、やれる事はやったはずだ。
実家にいたお陰で食事の心配もなく、おっぱいの事に時間を割いていられたけど、
もう限界、母乳にしがみつくのは止めよう。
完全ミルクに割り切って、落ち着く我が家へ帰ろう。
潔く、そう気持ちを切り替えたら、ふっと心が軽くなった。
母と父に帰省の感謝をして、X’masが来る前にアパート生活に戻ると、
完全に母乳は止まってしまったのだけど、睡眠不足も多少解消され、心身楽になっていった。
さすがに哺乳瓶慣れしたシュー太は、もうおっぱいさえ、くわえてくれなくなっていて、
あのチウチウとおっぱい吸ってる愛くるしい姿はもう見れないんだ…って寂しくなったけど、
「これからもシュー太のこと、大好きだよ。」と呟いて、ぎゅうっとハグをした。
右も左もわからない最初の育児は、母に側にいて欲しかった。
昔から慣れ親しんだ母の上手な料理と、何でも話せる心休まる相手。
でも今振り返って見ると、実家に居るメリットはこれだけで、後は結構、障害になっていた(汗)。
本来2Fにあった私の小さい部屋よりも、1Fの畳の間を使わせてもらったんだけど
障子張りだから朝日で眠れないし、近所の弁当屋に来る客や車の往来が激しくって五月蠅い。
テリーもそれによく反応して吠える。
イコール、シュー太が起きて泣く。その度に、あやす。
更に、いつもなら大好きな父なんだけど、何というか…、、生活習慣の違いだね。
普段から行動に物音立てるタイプで、周りに気遣えない。
というか、言わないと気づかない鈍感さ?
この時期ばかりは、初めての育児に育児書読みながら手探りで奮闘している私のストレスに。
各扉を閉める音も、遠慮しない大きな咳やクシャミも、ドスドス歩く音も。
朝6時から思いっきり開けるカーテンの音も、ドンっと食器を置く音も、酔って帰った時の歌声も。
「シュー太や私が寝てるのにホントうるさい!!」、、心ん中で叫ぶ。
いつの間にか父にはピリピリして、ケンカ腰で睨むようになっていた。
父も普段とは180℃違う私の態度に、内心、ビックリしてたみたい。
睡眠不足の中、1〜2時間ごとの授乳&世話。
吸わせる度に切れていく乳首。
赤ちゃんの吸引力って実は凄く強くて、切れた乳首を吸われるのはホント激痛。
グッと我慢しながら両乳合わせて20〜30分耐える。
縫った下の傷もまだまだ痛い。
入院中の疲労も回復しない中、生後7日目のお七夜は、心身共にキツくて笑顔も作れなかった。
退院後早々に、ミルクとの混合に、そして直母から搾乳機になった。
おっぱいの出が悪くならないよう、時々、シュー太に吸わせるのも続けながら。
でも次第に、搾乳機や乳頭保護器を使っても切れていくし、血豆ができる。
馬油や軟膏を乳首に塗ってラップをするものの、今度はラップでかぶれていく。
かぶれるからといって、ラップをしないでいると、
傷口を治そうと出てくる血小板や、自然と溢れる母乳が衣類にくっついて、はがす時が痛い。
助産師さんに、私の胸の皮膚はデリケートで弱い方だね、と言われた。
時に、乳腺炎を起こしかけた時は、胸がパンパンに赤く熱く腫れ、痛さで眠れなかった。
もっと授乳トラブルに関して、適切な方法や順番があったんだろうけど、
残念な事に、実家はネット環境が整ってなかったので調べることも出来ず、
4人生んだ母に聞いても、「私の時はこんな事なかったからねぇ、何でかねぇ、
あんたのおっぱいはホントに酷いね、見てて痛々しいさぁ…」と、答えは出ないまま。
自分の3度の飯や身の回りの事、シュー太をあやす事、育児世話以外は、
傷の手当て、搾乳にかける時間、ミルクを作る手間、哺乳瓶を消毒する手間で、
丸1日、上半身は裸族状態、おっぱいに関する事ばかり。
順調に母乳育児が出来ているママ達に比べたら、
色んな手間に時間取られてしまう分、横になれなかった。
添い乳が出来ない分、「赤ちゃんと一緒に寝てしまう」ことが出来なかった。
〜ん??
育児ってこんなに辛いのものだったの??
おっぱいって激痛こらえてあげるものだったの??
何がいけないの?何が間違ってるの?どうしたらいいの?
父との生活習慣の違いを含め、自分の体調や育児に関すること、義両親のこと、
色んなことが辛すぎて、パパに号泣しながら訴えた。
ストレスからか、出産から約3週間でほぼ母乳が止まり、大半をミルクに頼るようになった。
赤ちゃんの1ヶ月検診では、母乳育児推奨の病院だったので、
集まった20組くらいの母子が、あちらこちらで授乳の問診に「完母です。」と言っている中、
私は「ほぼミルクです」と言うのが、恥ずかしいというか、心苦しかったし、
途中、おっぱいをあげに行くママ達を見て、心底、羨ましかった。
シュー太も長引く待ち時間に、案の定「お腹すいた~!」とグズリ始めたけど、
私は「今はご免…」と言いながら、皆の前でミルクを作らなかった、…作れなかった。
でも後から考えたらバカみたいで、検診から帰宅した後、
いい加減、私もキレた。。。というか、疑問を感じた。
栄養面、免疫力、母親だけの特権、スキンシップ、経済的、etc…
確かに母乳神話とうたわれる程、母乳は素晴らしいと思うけど、
最終的な判断は自己満足の世界では?
シュー太のことは愛しているけど、、、
何も母乳ばかりにこだわる事だけが愛情ではない。
もっと他の事で愛情をかけることだって出来る。
私は一生懸命、頑張った、やれる事はやったはずだ。
実家にいたお陰で食事の心配もなく、おっぱいの事に時間を割いていられたけど、
もう限界、母乳にしがみつくのは止めよう。
完全ミルクに割り切って、落ち着く我が家へ帰ろう。
潔く、そう気持ちを切り替えたら、ふっと心が軽くなった。
母と父に帰省の感謝をして、X’masが来る前にアパート生活に戻ると、
完全に母乳は止まってしまったのだけど、睡眠不足も多少解消され、心身楽になっていった。
さすがに哺乳瓶慣れしたシュー太は、もうおっぱいさえ、くわえてくれなくなっていて、
あのチウチウとおっぱい吸ってる愛くるしい姿はもう見れないんだ…って寂しくなったけど、
「これからもシュー太のこと、大好きだよ。」と呟いて、ぎゅうっとハグをした。
Posted by ** ヒロ太 & 嫁 at 13:08│Comments(0)
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